生きるもの全てにとって、加齢というのは自然なプロセスです。ですから、私たちにはどうしようもありません。しかし、それを遅らせる事は可能でしょう。
飼い主にできるペットの健康管理
飼い主であるあなたにできる最も重要な事、それは良質な食事やサプリメントそして定期的かつ適度な運動・獣医師による健康診断でしょう。
目いっぱいの愛情を与えられ家族の活動に参加する事は、高齢の犬や猫にとっても楽しく刺激的な生活を維持する事になるのだと覚えてください。少し動きが鈍くなったからといって色々な事を止めさせる必要はないのです。
ペットの健康診断・検査
先ほども少し触れましたが、高齢の犬や猫は一般的に代謝や血液の酸素化・免疫機能の低下がある為定期的な検診が大切になってきます。最低でも1年に1~2回は血液検査などを行い、見つかった問題は早期に解決できるようにしていきたいものです。
体重や食欲・口の渇きに変化が見られた場合、運動を嫌がるようになったという場合には検査を受けさせるようにしてください。
高齢の犬や猫の多くは歯の状態も悪くなります。麻酔下で歯のクリーニングを行う事も検討しましょう。
高齢でも運動は大切
また、高齢となっても定期的な運動は大切です。毎日最低でも20分の散歩をする事で、犬は機敏で元気な状態を保つ事が出来ます。
猫も刺激を受け続ける必要がありますので、外の世界を探検する機会があれば喜びます。室内飼いの猫には爪とぎや窓に近寄らせる事・定期的なグルーミング・遊びの時間が活発な精神をさらに充実させてくれるでしょう。
食事の改善
ペットの食事を改善して、健康に長生きできる可能性を高める事が可能です。食事の質は非常に重要で、一般に量は減らす必要があります。獣医師から特に指示が無い限り、大半のペットには低たんぱく食よりも中程度のたんぱく食が有益です。ペットが健康であるならば、少量の食事を頻回に分けて与えると有益かもしれません。
子犬、子猫も一緒に飼ってみる
余裕があればもう1匹ペットを飼うことも検討してみても良いでしょう。子犬や子猫は間違いなく高齢の犬猫の気力を目覚めさせてくれます。年齢の若い動物が何度となく高齢の動物の世話をして、必要に応じて彼らの眼や耳として働くのは驚くべき光景です。