フットサルには特定のチームに属していなくても個人でエントリーし、試合に出場できる大会形態があり、諸々の球技大会とは異なる大きな特徴になっています。これが「個サル」です。
個サルとは「個人参加型フットサル大会」の略称。大会主催者の大半はフットサルコート運営会社と言われています。
具体的には個サルに個人でエントリーしたプレーヤーが大会当日に会場に集まり、その場で当日限りの臨時チームを結成、試合を楽しむ仕組みです。
個サルにエントリーしてくるプレーヤーは初心者、試合経験者、女性と多彩。年齢層も若者からシニアまでと多彩です。このため、当日の会場に顔を揃えたプレーヤーたちの経験次第でビギナー、スーパービギナー、ウルトラビギナー、ミックスなど様々なレベルのゲームを設定でき、正に老若男女が一体となって試合を楽しめるのが、個サルの魅力と言われています。このためベテランプレーヤーの中には、チームに所属していながら様々なレベルのプレーヤーとの試合を楽しむために、個サルに参加するケースも多いと言われています。
また個サルの魅力として、一般に次が挙げられます。
(1)自分のスケジュールに合わせてフットサル大会に出場できる
通常のフットサル大会はチーム参加が条件なので、大会出場するためには最低5名のメンバーを集める必要があります。しかし個サルの参加条件はチームではなく個人なので、自分のスケジュールに合わせて大会を自由に選び、出場できます。
また平日の夜間に開催している個サルも多いので、ビジネスパーソンの場合は「仕事帰りのフットサル大会参加」も容易です。
(2)フットサル大会参加の自由度が高い
チームプレーはチームの決定やルールをメンバー全員が守るのが原則です。このため自分が所属しているチームがエントリーを決めたフットサル大会には、万障繰り合わせて参加する暗黙の義務が発生します。
しかし個サルの場合はそうした義務がないので、フットサル大会参加の自由度が高まります。
(3)知らないメンバーと一緒に試合をする緊張感と新しい発見
個サルが好きというプレーヤーの多くは、「初めて出会ったメンバーと一緒に試合をするので、所属チームのメンバーと試合をする時とは別の緊張感と新しい発見がある。これをチームプレーに活かせるのも個サルならではの魅力」と言います。