深夜の繁華街の街角などで、「占い」と書かれた看板が置かれた小さなテーブルをはさんで、何やら深刻な表情で向き合っている占い師と客の姿を見ることがあります。
こうした風景に代表されるように、以前は占いといえば対面で行うものというイメージがありました。しかし最近はインターネットや電話を使い、家にいながら遠隔で専門家に占いを依頼できるシステムが人気を集めています。
そこで今回は、電話占いの仕組みやお得な活用法について紹介します。
電話占いの普及は携帯電話の登場がきっかけ
電話占いの歴史は意外と古いのですが、現在のように発展してきた裏には携帯電話の登場があります。携帯電話が普及し、多くの人が当たり前のように携帯電話を持つようになったのは1990年代に入ってからのことです。
それまでの固定電話と異なり、携帯電話の場合アプリを活用することで利用者からサービス料を徴収できる「課金」が可能になりました。そこでさまざまなビジネスモデルが登場しましたが、電話占いもそうした携帯電話のコンテンツのひとつとして発展してきました。
さらに利用者にとっても、携帯電話では通話料かけ放題プランがあるため、通話料の心配をせずに電話占いを利用することが可能になったことで利用に対するハードルが大幅に下がりました
そして2000年代に入りスマートフォンが急速に普及し、サービス提供者にとっても利用者にとっても格段に使い勝手が良くなったことで、現在のように電話占いサービスが人気コンテンツとして発展していきました。
純粋な意味での電話占いとは少し異なりますが、遠隔地にありながら対面と同様に専門家にマンツーマンで占ってもらえるという意味では、SkypeやZoomなどを活用した「オンライン占い」も近年では人気を集めています。
電話でつながるだけで本当に正確に占えるの？
電話占いとは、その名の通り自宅にいながら電話を介してプロの占い師に占いをお願いできるサービスです。
電話占いと聞いてまず不安に思うのは、「対面せずにきちんとした占い結果が出るのか？」という点ではないでしょうか。その疑問を紐解くために、まずは占いについて解説していきます。
占いには、大きく分けて4つの種類があります。
- 命（めい）占：生年月日や出生地などのデータから占う。四柱推命や西洋占星術が代表的
- ト（ぼく）占：ツール用いて占い師の霊力などを加味して占う。タロットカードが代表的
- 霊（れい）占：特殊な能力を持つ占い師が占う。チャネリングやオーラ占いが代表的
- 相（そう）占：占う対象の手や顔から占うもので、手相や人相占いが代表的
命占は生年月日などから占うため、そして卜占は悩みを聞いて占い師がカードなどを用いて占うため、電話占いのように遠隔から占うことは十分に可能です。
さらに霊占や相占についても、写真を事前に送っておく、さらにはテレビ通話などを活用することで電話占いでも対面と変わらぬ精度で占うことが可能です。
中でも、初回無料の電話占いリノアではそれぞれの占いに特化した占い師が多く在籍している為、リーズナブルなお値段ですぐに占って貰う事が可能です。
電話占いのメリット・デメリット
では、電話占いにはどんなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
メリット
占い師と顔を合わせないで済む
占いに頼りたい時は、何かしらプライベートで問題を抱えていることが多いものです。そのため占ってもらうためには、時にあまり人に知られたくないプライバシーをさらけ出す必要があります。そうした場合、対面よりも声だけの電話占いの方がむしろ話しやすい場合があります。
自宅で気軽に利用できる
対面の場合、一般的には占い師に会いに行く必要があります。しかし電話占いの場合、自宅にいながら都合のいい時間に気軽に利用できます。
選択肢が多い
対面の占いの場合、一般的にはどうしても自宅から気軽に行ける範囲に限定されてしまいます。しかし電話占いであれば時や場所を選ばないため、より多くの選択肢の中から自分に合った占いや占い師を選択することができます。
デメリット
占い師のレベルの判断が難しい
プロの占い師といっても、そのレベルはさまざまです。特に電話占いの場合には、対面式と比較すると利用前にその占い師のレベルを正しく判断するのが難しい傾向があります。
また実際に占っている場面を目の前で見られるわけではないので、本当にしっかりと占っているのかという不安が残ります。
占いの種類が限定される
電話占いの場合、基本的に音声だけのやりとりになります。そのため占いの種類によっては向き、不向きがあります。
ただし、本来電話占いには不向きな人相、手相占いなども、事前に手や顔の写真を送るといった方法で対応可能な場合もあります。
依存性が高い
占い全般に言えることですが、特に電話占いの場合、占い師に日頃の不満や悩みを聞いてもらうだけでも心が軽くなることが多いため、依存性が高いと指摘する意見もあります。
電話占い利用までの流れ
ここからは、電話占いの利用方法について解説していきます。現在、電話占いを利用する場合、サービスを提供しているサイトを見つけて会員登録するのが一般的です。
数多くのサイトがあるので、初めて利用する場合には、以下のような点に着目して選択しましょう。
1.どんなことを占って欲しいのかを明確にする
占いによって、得意な分野や苦手な分野があります。例えば自分の適職や転職について占ってもらいたい時や恋愛や結婚運を占って欲しい場合には、生まれながらの性格や長いスパンでの運気の流れを占うことが得意な命占や卜占が向いています。そして新居の購入や引っ越しの時期を占って欲しい場合には、方位占いなどが適しています。
多くのサイトは幅広い占いの種類をカバーしていますが、タロット占いや西洋占星術を扱う占い師が多いなど得意分野がある場合もあるので、占って欲しいことを明確にしておくと選択しやすくなります。
2.料金システムを事前にしっかり確認する
電話占いの料金システムには、大きく分けて次の3つのタイプがあります。
- 1分ごとに料金発生する時間制
- 質問内容により料金が変わる変動制
- 1件ごとに料金が決まっている固定制
電話占いの場合時間制が多く、料金相場は1分あたり200円〜400円が目安です。簡潔に占いの結果だけを知りたいといった場合には便利ですが、占い師に悩みをじっくり聞いてもらうところから始めたいといった場合には時間が長くなりがちなので不向きです。
質問内容で料金が変わる変動制の場合には、事前に占ってもらう内容を明確にし、その内容では料金がいくらになるのかを確認し、自分が占って欲しい内容については他の料金システムと比較してコスパがいいか、悪いかを判断します。
固定制は事前に料金がわかるので安心ですが、短時間で終了した場合でも料金が安くならないというデメリットがあります。
3. 初回特典があるか
実際に電話占いを経験してみたけれど、自分には合わなかったという場合もあるはずです。大手のサイトを中心に、「初回10分無料」といった初回特典を設けているので、電話占いの利用に不安がある場合には、そうした特典を設けているサイトを選んでまずは利用の方法や雰囲気を把握するのもおすすめです。
4. 利用規約がわかりやすく表示されているか
占いという特性上、会員登録する場合には生年月日といった個人情報の提供が必要になります。そのため事前に利用規約はしっかりと熟読し、安心できるサイトを選びましょう。
5. 支払い方法を確認する
電話占いの場合の主な決済方法は、クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済の3つです。クレジットカードを登録したくない場合には、それ以外の支払い方法も設定されているサイトを選択します。
実際に利用する際には、上記のようなポイントに照らし合わせて気に入ったサイトを見つけ、まずは会員登録をします。この時に必要になるのは名前、性別、生年月日、メールアドレス、電話番号などです。
登録が完了したら、サイトに登録されている占い師の中から希望する人を選択して予約します。サイトによっては、その時に待機中の占い師に予約なしですぐに占ってもらえる場合もあります。
これは電話占いに限らず対面の場合もそうですが、特に電話占いの場合には、自分の占って欲しい内容、そして出生地や時間といったデータを簡潔にまとめたメモを作っておくとスムーズに占ってもらえます。
電話占いを人生の羅針盤として賢く利用しよう
電話占いは、日中は仕事がありなかなか時間が取れない人や、地方に住んでいて周囲に占いをしてもらえる人や施設がないといった場合、時間や場所を選ばず利用できて大変便利なサービスです。人生の羅針盤として、上手に活用してみてはいかがでしょうか。