住まいに大切な事、それは快適に暮らせるということではないでしょうか。使いづらく生活しづらいと感じる点があってはストレスになってしまいます。
今回の記事では、シニア世代が長く快適に暮らせるようなインテリアについて考え、5つのポイントにまとめました。
快適な住まいにおけるインテリアのポイント
デザインに安全対策を取り入れる
シニアの住まいには安全対策を施すことが重要です。インテリアデザインの中に自然と溶け込むような安全対策を考えることで、快適かつ魅力的な住まいになります。
例えば手すりの設置です。将来を考え、玄関やトイレに手すりを設置する必要が出てきます。そこで、玄関には腰を掛けられる手すり付きのベンチやソファの設置がおすすめです。手すりに体重をかけられるがっしりとしたタイプで、かつデザイン性の高い物を選ぶことでインテリアに溶け込ませることが出来ます。
また、トイレにはタオル掛けを手すりとしても活用することで、バリアフリーデザインをさりげなく取り入れることが出来るでしょう。
やわらかい質感
手すりなど直接触れるものにはやわらかみのある素材を選びましょう。冷たい金属よりも温かみのある木のほうが適しています。ぶつかってもケガをしないよう、丸みのあるデザインもおすすめです。
動かしやすい家具
食卓の椅子は重量があると引き出しづらいので、座面が回るものやひじ掛けのないデザインなどを選ぶと良いでしょう。
運ぶことの多い家具は軽量で、握りやすいデザインを選びましょう。
動線はコンパクトに
将来のことを考えリフォームなどお考えの方は、部屋や物の配置にも注意が必要です。生活動線がなるべく短くなるような部屋の配置が大事です。家の外と中、それから各部屋同士をスムーズに移動できると、動くのが億劫になってしまうこともないでしょう。寝室はトイレや風呂場の近くに配置するのもポイントです。また、寝室の物は廊下にアクセスしやすい配置にすることで、夜間トイレに行きたくなった時もスムーズに移動できます。
間接照明を取り入れる
廊下や寝室、トイレなど、直接光が必要な場合を除き、間接照明を用いることをおすすめします。シニアは廊下からグレア(眩しさ)を感じやすいです。そのため、家の中でできる限りリラックスして過ごせるよう、間接照明のあたたかい明りで部屋を照らしてみると良いかもしれません。
まとめ
インテリアの工夫で、シニアが快適に暮らせる住まいがつくれます。バリアフリーを考慮することも大事ですが、同時に住む方の好みが反映されるとより快適な住まいになるでしょう。今回の記事を参考に、老後の住まいについて考えてみて下さい。