寝室は夜静かに体を休めるための部屋なので、環境を整えることはとても大切です。
これからの暮らしに向け住環境を見直すシニアの方に、寝室のインテリアのポイントについて紹介します。
寝室づくりのポイント
一階に寝室
リビング、キッチン、お風呂などがある一階に寝室を設けることで、生活の中で移動距離が減ります。また、階段を上り下りする必要がなくなり、夜間の転倒リスクが減ります。
自然素材を取り入れる
木や畳などの自然素材を取り入れることで、癒しの効果があり睡眠中もリラックスできます。金属など冷たいイメージのあるデザインに比べ、自然素材の持つ香りとぬくもりのあるデザインは体も心も癒してくれるでしょう。
ものをあまり置かない
寝室は照明を落としたまま移動する際、ものに気づかず転んでしまう原因になるので、足元にあまりものを置かないほうがいいでしょう。また、寝室はリラックスできる空間にすることで心身を休めることができます。ものを少なく、あまり床に置かないことでゆったり広々とした空間を造りましょう。
トイレの近く
加齢に伴い頻尿になるリスクも高いシニア世代は、夜間に起きてトイレに行くことも多くなります。寝室とトイレの距離が遠いと、起き掛けにトイレに行くのが大変です。
リフォームや建て替えをお考えの方は、寝室の近くにトイレを設置するといいでしょう。
足元が見える照明
寝室は就寝前と起床後薄暗いため、足元に物があってもあまり見えずにつまずいてしまう恐れがあるため、足元が見やすい照明を選びましょう。寝ている途中で起きてトイレに行くときなど、足元だけ明るくしたい場合は部分照明を取り付けるのも有効です。
シニアにはベッドがおすすめ
床に横になった状態で立ち上がるのは、年齢を重ねるとともに大変になってきます。そのため布団よりもベッドをおすすめします。
ベッドは降りやすい高さがいいとされていて、床に足を下ろしたとき膝が90度になる高さが目安です。高さ調節ができるベッドだと、使用者の身長やマットレスの高さなどを気にせず調整できるので便利です。
また、起き上がりやすい角度にリクライニング調整ができるベッドや、電動ベッドもおすすめです。ベッドの上で楽な姿勢で過ごすことができ、体が痛くなることを軽減できます。
それから、畳のベッドであればマットレスがいらない上、和のデザインとぬくもりで癒し効果があります。
まとめ
寝室を見直したいシニアに向けて、寝室づくりのポイントについて解説しました。ぜひこの記事を参考に、いつまでも快適に過ごせる寝室空間をつくっていきましょう。