お年を召しても、好きな服でおしゃれをしたいと思いますよね。
しかし、肩が上がりにくくなったりボタンが留めづらかったりと、服を着る上で悩むことがあるかもしれません。
いつまでもおしゃれを楽しみたいのに、おしゃれで着やすい服を探すのが大変。そんな方の悩みを解決してくれるのがユニバーサルファッションです。
この記事では、ユニバーサルファッションについて解説し、そのデザインの一例を紹介します。
ユニバーサルファッションとは?
ユニバーサルファッションとは、機能性を高める工夫により誰でも着られるようになった服、いわば「人にやさしい服」です。
誰でもとは、健常者、障碍者はもちろん高齢者も含みます。すべての人にとって着やすく、加えてファッション性も高く作られているのがユニバーサルファッションです。
ユニバーサルファッションのデザイン例
ユニバーサルファッションについてお話したので、実際のデザインについていくつか紹介します。
大きな前開きのトップス
肩が動かしづらく服の着脱が大変という方におすすめのデザインです。
無理せず着脱できるので、上着に使用するといいでしょう。身近なお店でもよく見かけるデザインですね。
腰を包み込む深い股上
腰が曲がってきたかたにおすすめのデザインです。深い股上により、腰が曲がっていても背中が出ることを防ぎます。座ることが多い方もしめつけがなく快適に着られるでしょう。
大きめのボタン、ワンタッチテープ
指先の細かい動作が難しくなってきた方、指先に力を入れづらくなってきた方にはこちらのデザインがおすすめ。
大きめのボタンでつかみづらさを解消し、力も入れやすくなっています。
また、飾りボタンの裏がワンタッチテープになっているデザインもあります。ボタンでおしゃれを楽しみながらも着脱しやすいです。
両脇がファスナーになったズボン
車いすを利用する方や、着替えの時片足立ちができない方におすすめのデザインです。
横になったままでも着替えることが可能なので、ズボンの着脱が大変という方は試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
着替えに悩みを抱える方に向けて、ユニバーサルファッションについて解説しました。ご自身の悩みに合ったデザインを探してみてください。
シニアファッションもユニバーサルデザイン化が進んでいて、誰でも自由なおしゃれを楽しめる時代になってきています。
この記事をきっかけにユニバーサルファッションについて知っていただき、服に関するお悩みの解決につながったら幸いです。